先日、高森先生を講師にお呼びして、若手議員や弁護士たちで議論をした。その後、弁護士同士で話をしていて、もし政治家を含めた現在の男系偏執狂の抵抗で皇位継承が安定的にされない場合、憲法第1章に「天皇」と規定されているにもかかわらず、天皇不在、という事態が起こり得る。
そうすると、まず、国会は召集されない(7条2号)、解散も選挙もできない(同3号、4号)、各国家機関の任免や認証もできない(同5号)、という事態になり得る。一体どうするのか、もはや憲法を改正するしかない!…いや、当然国会も召集できないのだから発議もできないし、仮になんらかの擬制をしたとしても、憲法改正の公布ができない(1号)。完全に行き止まりだ。
我が国の国家組織の根本を、実質的に(権威)だけでなく、形式的にも皇室制度に依存して設計しているために、皇室が安定的に継承されない場合、国家の運営そのものがストップする。
そのことを国民も政治家もわかっているのか?
解釈や擬制でなんとかなる?それこそ「立憲」君主制や立憲主義の自殺だ。
先日の悠仁殿下へのテロまがいの行為で我々はこの現実を可視化されたではないか!
もうこの現実は、明白かつ現在の危険として、目の前に横たわっているのである。国会議員、マスコミ、そして皇室の安定的継承に抵抗する輩ども、国家の存亡に対してあまりにいい加減すぎる、あまりに怠慢すぎる、あまりに不誠実すぎる。
この明白かつ現在の危機を6月の道場でたっぷり議論して、これを皆で自分の持ち場に持ち帰って、行動に移さねばならない。是非、ふるってご参加を!!